遺品整理を自分で行う方法!専門業者に任せる利点と選び方も解説
2023年6月16日
「遺品整理を自分で行いたいけど方法がわからない」
「遺品整理を自分でやりたいけどあまり時間がない」
これから遺品整理をしなければならない人の中で、上記のような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
遺品整理を自分で行うことによって、故人との思い出を思い出しながら徐々に受け止める時間を作ることができたり、費用面においても削減できるというメリットがあります。
しかし自分で遺品整理を行う時間がないという方は、専門業者に依頼するのも一つの手です。
そこでこの記事では、遺品整理を自分で行う方法をご紹介!同時に、専門業者に依頼するメリットなども解説していきますので、是非参考にしてください!
この記事の監修
株式会社総合整理サポート 代表取締役 赤司英之
福岡県久留米市で安い・速い・丁寧な遺品整理サービスを提供。具体的で明瞭なお見積りと丁寧なやり取りで、お客様から高い評価を得ている。
認定資格・許可証
- 遺品整理士認定 第IS08401号
- 特殊清掃士認定 第CSCO1890号
- 古物商許可 福岡県公安委員会許可 第904011510072号
- 経営革新計画承認書 平成28年度福岡県知事より承認書受領
目次
遺品整理を自分でやる方法【準備物】
遺品整理を自分で行うにあたって、まずは準備しなければいけないものを解説していきます。
遺品によって必要の可否がわかれるものがありますが、基本的には以下のものが必要となります。
- 作業しやすい服
- 軍手・ラバー手袋など
- マスク
- スリッパ
- ゴミ袋(分別できるものがいい)
- 段ボール
- ガムテープ
- ロープ
- マジック
- ドライバーなどの工具(家具の解体で必要)
- 運搬に必要な自動車(軽トラックなど)
遺品整理を自分でやる方法【実践編】
続いて、実際に遺品整理を自分で行うにあたっての具体的な手順や方法を解説していきます。
手順としては、
- スケジュールを決める
- 遺品を仕分けする
- 買取・リサイクル可能なものを依頼する
- 廃棄するものはルールに従って廃棄する
です。
上記の手順に則って具体的な方法をご紹介していきます。
①スケジュールを決める
遺品整理作業を計画的に進めるためには、まずはスケジュールを決めましょう。
漫然となりがちな遺品整理ですが、作業の範囲や目標を明確に設定し、段階的に進めることができます。
遺品整理のタイミングを逃して先延ばしにしてしまった…ということがないようにするためにも最初に決めるのが重要です。
スケジュールが決まったら、事前に作業に必要なリソース(人手、物品、車両など)を確保します。
特に大量の物品を処分する場合や、専門業者に依頼する場合には、予めスケジュールを把握して適切な手配を行うことが重要です。
今日はリビング、明日はキッチン周り…など決めておけば、作業に対する不安やプレッシャーを軽減できるのでおすすめです。
作業日程を確認することで、家族や関係者が集まる場合にも準備を整えることができます。
遺品整理は時間を要する作業であり、他の予定や家族の都合と調整が必要です。スケジュールを決めることで、他の予定との衝突や混乱を避けることができます。
②遺品を仕分けする
遺品といっても様々な種類のものがありますので、スムーズに遺品整理を行うためにまずは遺品を仕分けすることが大切です。
大きく分けて3種類に仕分けするのがおすすめで、
- 形見や思い出の品(残すもの)
- 買取・リサイクルが可能なもの
- 廃棄するもの
で分けましょう。
故人の思い出が詰まったものばかりで、なかなか仕分けできない場合もありますが、すべてを残してしまうと遺品整理にならないのも事実です。
貴重品や資産となるもの等、法的に手続きが必要なものは遺族で分配することとなるので必ず残し、写真や思い出の品などは自分たちで数量を決めて分配するなど、関係性や状況に応じて選択しましょう。
もし、遺品の供養をしたいとお考えの方はこちらの記事がおすすめです。
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故人が愛用していたものや、思い出の残るものをそのまま捨てるのはちょっと…と忍びなく感じるのは当然です。 一般的には遺品供養を行うケースがほとんどです。 遺品整理…
③買取・リサイクル可能なものを依頼する
最初に遺品を仕分けした中で、家具や家電、衣類等リサイクル・買取可能なものが出てくると思います。
こういったものを破棄してしまうのはもったいないので、利用できるものは遺族で分配するなどを検討してみましょう。
現在だとインターネットやフリマアプリで手軽に買取に出せるので、売れるものは売って、少しでも無駄のないようにする事をおすすめします。
④廃棄するものはルールに従って廃棄する
残すもの、リサイクル・買取するもの以外はすべて廃棄となります。
廃棄するものは自治体のゴミ分別のルールに従って廃棄するようにしましょう。
一般的なごみ分別の種類は以下の通りです。
燃えるゴミ | 紙や革製品、家具など |
燃えないゴミ | 金属類、電球など |
粗大ごみ | 大型の家具、布団など |
ゴミとして扱われないもの | リサイクル可能な家電、消火器や金庫など |
不用品が大量にある場合は、不用品回収を専門としている業者に依頼すると分別の手間が省けたり、自身で処理しなくてもいいなどのメリットがあるのでおすすめです。
遺品整理で起こりうるトラブル
想像以上に精神的、肉体的な負担がかかる
遺品整理には、時間と労力が必要です。
遺品整理は、故人との思い出や関連する過去の出来事を思い起こさせる場面が多く、負担に感じる方もいらっしゃいます。
また、家屋や部屋の中の物品を整理・分類し、必要なものと不要なものを判断する作業です。
特に大量の物品があったり、散乱していたりする場合は、さらなる負担となります。物品の処分や整理作業には集中力や決断力が求められ、疲労感やストレスが生じることがあります。
大型家具や重い物品を扱ったり、狭いスペースでの作業があったりと、思った以上に体力と精神力を消耗したという経験をされた方も多いでしょう。
近隣から苦情が来る可能性がある
大量の物品を移動させる場合や、不用品を処分する際には騒音が発生することがあります。
遺品整理の際、一時的に不用品を屋外や共用スペースに置くケースもあるでしょう。
また、長期間使用されていなかった物品や、汚れている物品がある場合、臭いが発生することも。
こういった理由から、近隣住民から苦情が来る可能性があります。
たとえば、作業をする時間帯に気を付けたり、騒音がでる可能性があることを近所の方にあらかじめ伝えることなどの対策をおすすめします。
中には遺品整理を先延ばしにしてしまって、長期間の放置が原因で臭いが発生したり、近隣から「いつになったら手入れをするのか?」といった苦情が来る場合もあります。
大切なものを誤って処分してしまう
財産や税金関係の書類や不動産の権利書などを誤って処分してしまうと、トラブルが発生する可能性があります。
遺品整理では、不注意や見落としによって大切なものが誤って処分されることがあります。特に、小さな物品や隠れているものは見過ごされる可能性があります。
また、遺品整理は通常複数の人が関与する作業です。
家族や関係者間のコミュニケーションが不十分な場合、大切なものが誤って処分されることがあります。
特に他の人がその物品の重要性を理解していなかったり、意図が伝わりにくい場合に起こりやすいです。
さらに、故人が遺品の処分方法や大切な物品について具体的な指示を残していなかった場合、家族や関係者は判断を迫られます。
しかし、故人の意思が明確に伝わっていないため、誤った判断を下してしまうことがあります。
このようなトラブルを防ぐために、複数人で作業する場合は遺品整理時の注意点や各人の担当する部屋を事前に決めておくと良いでしょう。
遺品整理が自分で難しい場合は遺品整理業者に依頼する
遺品整理を自分でやろうと思うと、準備や作業の負担だけでなく、重要書類や資産の勉強なども必要になってきたり、想定していなかったトラブルに見舞われることもあります。
また、状況によってはご自身で行うのが難しいケースもあるかと思います。
現在は、遺品整理は専門の遺品整理業者に依頼するのが一般的になりました。
遺品整理を業者に依頼する場合、特に下記のような4つのメリットが挙げられます。
- 負担が軽くなる
- 作業中の安全確保やトラブル防止
- 整理をしながら買取や回収をしてくれる
- オプションでハウスクリーニングなど依頼できる
遺品整理業者に依頼するかどうかお悩みの方は、こちらの記事をご覧ください。
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遺品整理は自分でもできるが業者に任せると安心!
遺品整理をご自分でやるなら、スケジュールを決めて仕分けをしたら不用品はリサイクルしたり、廃棄するなら自治体のルールに従って行うようにしましょう
また、近隣からの苦情対策や大切なものを処分してしまわないよう注意が必要です。
総合整理サポートでは、依頼者の要望に合った柔軟で豊富なサービスがあり、遺品の供養も行います。
九州エリア全域で対応していますので、専門資格を持つプロの私たちにお気軽にご相談ください。